「優しい人がタイプ」と言う女性の本音、誤解している男性が多い三つの勘違い
「優しい人がタイプ」を真に受けて、何でも「いいよ」で返してる男。それ、優しさじゃなくて、何も考えてないって思われてるからね。
「優しい人が好き」。女性が口にするこの言葉を、どれほど本気にされているでしょうか。
美容師時代とラウンジ時代、女性のお客さんからも、女性のスタッフからも、この言葉は本当に何度も耳にしてきました。ただ、この言葉の裏にある本音と、男性が受け取っている解釈の間には、大きなズレがあるように感じます。今回はその内容を、順を追って書きます。
1. 「優しい人が好き」は本音です、ただ定義が違います
誤解のないよう先に書きますと、「優しい人が好き」という言葉自体は、多くの女性にとっての本音です。嘘や社交辞令ではありません。
ただ、その言葉の中身が、男性の想像されているものとは異なっています。定義を揃えないまま行動されると、どれほど一生懸命優しくされても、相手に届かないことになってしまうのです。
2. 誤解1:何でも「いいよ」と言うこと
お店の選択、食事、休みの日の過ごし方。何でも「あなたに合わせるよ」と返す男性がいます。本人としては相手を尊重しているつもりなのですが、女性側から見ますと、少し違う景色が見えています。
「この人、何も考えてないな」「判断を私に任せきりで、頼れない」。そう感じられてしまうのです。合わせることと、自分の考えを放棄することは、違うものだと思います。
3. 誤解2:自分の意見を言わないこと
自分の意見を「邪魔になるかもしれない」と控えている男性もいます。話がぶつからないようにという気遣いなのでしょうが、こちらも別の印象として届きます。
「中身がわからない」「どんな方なのか見えてこない」。何時間一緒にいても、その人の考えや好みが伝わってこないことは、思った以上に寂しいものなのです。
4. 誤解3:常に低姿勢でいること
丁寧な方の中に、過剰に低姿勢な男性がいます。自分の意見を控え、相手を常に立てて、嫌われないように細心の注意を払う。この姿勢は、最初のうちは好感を持たれることもあります。
ただ、時間が経つにつれ、女性は疲れてきます。「一緒にいる時、私の方がしっかりしなければならない」という感覚が、少しずつ積もっていくのです。優しさのつもりで続けていることが、相手の負担になってしまう場合があります。
5. 女性が言う「優しい」は、強さと温かさの両立
では女性の言う「優しい方」とは、どのような方なのか。一言で言うと、強さと温かさの両方を持っている人です。
自分の意見はきちんと持っていて、判断が必要な場面では判断をします。それでいて、相手の話は最後まで聞きます。間違った時はきちんと認め、必要な時は譲られません。この芯の強さと柔らかさの同居が、「優しい」の中身だと思います。
6. 幸せな既婚女性の旦那さんに共通していた一言
美容師時代、結婚しているお客さんの中に、本当に幸せそうな奥様方がいました。カット中、そうした方々に旦那さんの話を伺いますと、ほぼ必ずと言っていいほど、同じ言葉が出てきました。
「普段はとても優しいけれど、私が間違っている時はちゃんと注意してくれる」。この一文に、女性が求める優しさの中身がすべて詰まっているように思います。ただ甘いだけではなく、甘くあるために、必要な時は厳しくできる方なのです。
7. 「優しくしよう」ではなく「優しい方になる」
最後に、少しだけ本質的な話をさせてください。優しさは、行動で作るものではなく、在り方から滲み出るものだと思います。
相手の話を聞かれる時の姿勢、目線の合わせ方、声のトーン、相手が疲れている時の距離感。こうした細部に、その方の優しさはすべて表れます。意識して作るものではなく、日々自分を整えていくことで、結果として滲み出るもの。それが、女性が本当に求めている優しさだと思います。